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[9] イザというとき慌てない応急手当の心得 |
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地震によって万一家族がケガを負った場合、応急手当ができるかできないかで大きな差が出てきます。出血や骨折の場合などの応急手当の方法は、ふだんから練習して身につけておきましょう。
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■出血がひどい |
1.傷口を清潔なガーゼやハンカチで強く押さえて止血する。
2.出血がとまらない時は傷口より心臓に近い方の動脈を強く押して圧迫する。
3.それでも止まらない時は、止血点の動脈を圧迫しながら、きず口を心臓より高くして急いで病院へ。
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■やけど |
1.流水(できれば氷水)で30〜40分徹底して冷やす。
2.水道の水などで冷やすときは、きずに直接強い水圧をあてないようにする。
3.衣服が皮膚にくっついている時は、無理にはがさずそのまま冷やす。
4.冷やした後は清潔なガーゼか救急絆創膏でおおっておく。(薬は禁物)やけどが深かったり範囲が広い場合は急いで病院へ。
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■三角巾の使い方 |
三角巾は、キズの大きさや場所によって、広げたまま用いることもできるし、必要な幅に折りたたんで使用することもできるため、全身すべてに活用することができる便利な包帯です。
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■頭頂部の傷 |
1.8つ折りのたたみ三角巾の中央から、15pくらい左(右)の部分の中央を、頭頂部のキズにあて、長い方の端を頬から下顎にまわし、適度に圧迫しながら反対側の側頭部にまわします。
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2.両端を側頭部(耳のやや上方)で交差させ、一端を前額部から反対側の側頭部へ、他の一端を後頭部隆起の下から反対側の側頭部へまわす。
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3.両端を側頭部のたたみ三角巾上で結ぶ。
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■足の傷 |
1.8つ折りたたみ三角巾を足の底の中央部にあてる。 |
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2.両端を足の背で交差し、足関節後部にまわす。 |
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3.足関節後部で交差した両端を足関節全部にまわして結ぶ。
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