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●HOME>合板とは(目次)>[1:合板]4.合板の種類 |
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第1章[合板] |
4:合板の種類[用途別分類:単板積層材(LVL)] |
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■単板積層材(造作用)
単板を、主としてしてその繊維(木理)方向を平行にして積層・接着したもので <平行合板>ともいわれる。この名称のJASは主として非構造用途のものをいい、
表面化粧加工したもの・しないものの2種類がある。
単板の厚さは2〜4mm程度が普通で、積層数(ply)は、数層から数十層に及ぶも のもあり、幅方向の「反り」を防止するため若干の直交層を挿入することもある。
単板の貼り合わせ、平面的な広がりを特長とする合板で、直線的方向(軸)の 強度に特長を持たせたものが単板積層材である。接着の程度は2類相当以上。
製品としての寸法は、厚さ=9〜50mm、幅=30〜1200mm、長さ=1800〜4500mm。
ラワン製の物には「低ホルムアルデヒド処理」及び「防虫処理」をしたものもある。
■構造用単板積層材
単板積層材のうち、特に構造用の用途のために規格化した製品で、その優れた 寸法安定性・積層による単板欠点の分散による安定した強度・長尺製品などの
品質を特長とする。接着の程度は浸積はくり試験・煮沸はくり試験及び 水平せん断試験に合格するものとなっている。合板でいえば特類相当と考えられる
寸法は、厚さ=25mm以上、幅=50〜1200mm、長さ=1800mm以上任意にできる。
強度性能は、曲げヤング係数・曲げ強さにより評価され、特級・1級・2級の3段階。単板の積層数は2級=6以上、1級=9以上、特級=12以上と制限されている。長さ方向の単板は、スカーフジョイント等により接着接合し、隣接層では間隔を持つことが定められ、建築用・産業用等に使用される材料として、安定した強度性能を保持させるための配慮がされている。
平成4年4月には、建設省から、<許容応力度>が告示され、軽くて強い安定した 材料として認めたれた。梁などの横架材としてこれからの大型木構造設計に
<エンジニアリングマテリアル>として多用が期待される。使用される樹種は、 長手方向に特長を有する針葉樹が多い。
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