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1.伐採
葉が落ち、成長が止まる冬場11月から3月のあいだに伐採される。 木が水を吸って成長している時期には伐採しない。 |
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2.原木
昔は、原木からツキ板(単板)まで早くても2〜3年はかかったが、現在では平均で1ヶ月から2ヶ月(はやい時では1週間)でツキ板になってしまう。その為か、ツキ板や化粧合板での不具合(シミ等)が多くなっている。 |
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3.貯木
原木からツキ板(単板)になるまでに要する時間が短くなったように、木場で貯木される期間も短くなった。昔は1〜3年かかったものが、現在では1〜3ヶ月で製品になってしまう。
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4.木取り
ツキ板用原木は多くの場合製材工場で皮剥きされてからフリッチに木取りされる。
この木取りが良質のツキ板がとれるかどうかの分岐点となる。
[参考:天然木ツキ板の製材方法] |
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5.製材(フリッチ)
原木の太さや木質、柾目取り、板目取りの違い等によって作られるフリッチの大きさは異なる。
フリッチの状態で保管する場合もある。 |
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6.煮沸
煮沸時間は半日から2週間と樹種などによってちがう。 これはあく抜きと、長時間煮沸することで木を柔らかくして切削をしやすくするために行う。 |
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7.切削
煮沸されたフリッチは、表面をきれいに清掃したうえでスライサー機等の切削機にかけられてツキ板となる。 ロータリー、ハーフロータリー、スライス単板
[参考:切削方法と木目] |
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8.乾燥
適当な含水率(樹種と用途等によって異なる)まで乾燥させる。 自然乾燥(写真左)、熱風乾燥、ロール乾燥、高周波真空乾燥などの方法がある。 |
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9.天然木ツキ板 |