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第3章[天然木化粧合板] |
5:環境問題について |
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現在地球の自然環境について色々と論議がされ、ご存知のとおり木材もその対象となっている。
しかし森も林も、ある程度は間引きを行わないと若木が育たず、森全体が枯れてしまう可能性がある。現に今、日本の植林による針葉樹林(スギ、ヒノキ)はそのような状況に陥っている。これは輸入材におされ、国内での林業が成り立たず手入れが出来ない事による。南洋材のラワン材(ベニヤ等)に関しては、最近メーカー等も現地で植林を行っているようである。また代替品もあり、端材をかためたMDF(中質繊維板)パーチクルボードや針葉樹合板などのシェアが伸びている。
アメリカの広葉樹(メープル、オーク、ウォールナット等)の場合、年間の伐採量より植林する量の方が多く、現在切り出して世界に出荷している木材も、南北戦争後に植林されたもののようである。
木材の使用の全体量から見ると、紙用(チップ材)として使われるのがかなり多い。
伐採した木を無駄に沢山使い、すぐ捨てるのではなく、できるだけ捨てる部分を少なく(歩留りよく)、いい商品を作り、より長く使ってもらう事、つまり「ライフサイクルを長くする事」が、今最大で一番身近な環境保護になると思う。
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