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●HOME>合板とは(目次)>[1:合板]6.針葉樹合板で地球環境を考える |
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第1章[合板] |
6:針葉樹合板で地球環境を考える |
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従来、合板の原木にはラワン材などの熱帯産広葉樹が主に用いられてきました。今、資源保護や温暖化防止などの地球環境保護のため伐採制限の時を迎えています。
そこで注目したいのが針葉樹。針葉樹なら、植林によって、持続的生産・安定供給が確保し易くなります。
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その6:欠点を克服するには |
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針葉樹合板は反り易い、狂い易いという話が多いのも特徴です。針葉樹に存在するあの見事な「年輪」が狂いを発生させる大きな要素です。実際アメリカやカナダでは針葉樹の合板しかなく、輸入されている合板のなかには確かに反ったりねじれたりしたものを見かけます。
年輪の比重の違う<早材・晩材>の部分が剥板で木裏・木表となり、合板に張り合わせた時、板を反らせる原因となります。そのうえ針葉樹には旋回木理(センカイモクリ)を有するものがあります。特にそれは「幼令樹」に多いといわれていますが、幼令樹の部分「10令分程度」を避けて利用することが考えられます。その他狂いの少ない合板を製造するために、穏やかな乾燥も有効な手段です。また熱圧直後の合板表面への水打ちも有効といわれています。
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「その7:複合合板としての新たな活用方法」へ続く |
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