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●HOME>合板とは(目次)>[1:合板]6.針葉樹合板で地球環境を考える |
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第1章[合板] |
6:針葉樹合板で地球環境を考える |
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従来、合板の原木にはラワン材などの熱帯産広葉樹が主に用いられてきました。今、資源保護や温暖化防止などの地球環境保護のため伐採制限の時を迎えています。
そこで注目したいのが針葉樹。針葉樹なら、植林によって、持続的生産・安定供給が確保し易くなります。
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その7:「複合合板」としての新たな活用方法 |
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針葉樹のみで構成される合板にはこのような現象が出やすいので、従来から使用されてきた「熱帯林産のラワン材」と「針葉樹材」とを組み合わせて、合板を作ることが考案されました。これを「複合合板」と呼びます。それぞれの樹種の持つ特徴をうまく利用した製法で、この方法によって反り・ねじれなどの欠点の発生も少なくする事が出来ます。
「複合合板」には、表・裏板に針葉樹を用いてその他の構成層に広葉樹を用いたものや、その逆の構成のもの、または5層中の1層のみ、7層中の数層を針葉樹としたものなどが考えられています。
「複合合板」は合板の中心層に対し、針葉樹単板の層または広葉樹単板の層を対称に配置することが肝要で、それぞれの樹木の有する応力のバランスを考えての配置となっています。このように製品になってからの影響を考えて製造した素晴らしい合板、それが「複合合板」と呼ばれる合板です。「複合合板」や針葉樹のみで製造されている「針葉樹合板」が一般に普及し、愛用される日もそんなに遠くないと思います。その昔、日本で初めて合板が製造された頃は、「針葉樹合板」も存在していたのですから。
最近では関東・東北地方で針葉樹合板の製造比率が増加し、構造用・型枠用から内装用のものまで提供できるようになってきました。利用者の便利を考え、使用樹種・用途等をロットごとまたは各枚に表示しています。
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